ご契約前のログオン検証判定手順

先の手順にしたがって、お手持ちのパソコンに利用者クライアントソフト【vSphere Client】のインストールを終えましたら、いよいよ当解析計算クラウドの利用準備OKです。
しかしながら未だこの段階では以下の原因によって、お客様がお使いのLANから当解析計算クラウドへのアクセスもしくは仮想デスクトップPCへのログオンができないトラブルを抱えている可能性が残されています。

  1. お使いのWAN(インターネット)回線が専用線もしくはVPNのため、お手持ちのパソコンから当クラウドデータセンターへの疎通(ping)障害もしくは経路(traceroute, tracert)障害が起きている。
    情報システム (IS) 部門のネットワーク管理者および当社へご連絡の上、LTE/4G/5G携帯電話などの代替回線の確保といった解決策がないかどうかについてご確認ご相談下さい。
  2. お使いのLAN側ファイアウォールのルール設定において、443番ポート(HTTPSによる使用)および 901番〜904番ポート(vSphere通信による使用)が開放されていない。
    もしくは、WAN(インターネット)側や当クラウドデータセンターにおける特定の公開(グローバル)IPアドレスもしくはURLとの通信が拒否されるように設定されている。
    情報システム (IS) 部門のネットワーク管理者および当社へご連絡の上、これらポートの開放や通信の許可などの解決策がないかどうかについてご確認ご相談下さい。
  3. お使いのLAN側ネットワークスイッチもしくは無線LANルータのMACアドレステーブル/ARPテーブルの設定において、特定のMACアドレス関連のアクセスが制御されるように設定されている。
    もしくは、部門毎のVLAN設定による部門外への通信制御や帯域制御がかけられている。
    情報システム (IS) 部門のネットワーク管理者および当社へご連絡の上、お手持ちのパソコンなどのMACアドレスのアクセス制御や通信制御・帯域制限の緩和などの解決策がないかどうかについてご確認ご相談下さい。

したがいまして当社は、お見積もりの提示に対して利用の申し込みを検討されているお客様が、
契約前の段階において問題なく当解析計算クラウドへアクセスし仮想デスクトップPCへログオンできるか否かについて容易に判定し当社へスムーズにご相談できるように、検証用の仮想デスクトップPCを用意しております。
必ず以下の判定手順にしたがって クラウドユーザー認証ログオン → 仮想デスクトップPCログオン の順番で検証し、仮想デスクトップPCを利用できる点を確認された上で当サービス利用契約へお申し込み下さい。

  1. お手持ちのパソコンへのSSL証明書のインポート《初回ログオン時のみ必要
  2. お手持ちのパソコンと当解析計算クラウドとの間の通信は、暗号化されて行われます。
    お手持ちのパソコンは、当解析計算クラウドのサーバー#1から受け取る公開鍵を用いて送信データを暗号化しない限り当解析計算クラウドと通信できませんので、
    初めて当解析計算クラウドへアクセスし仮想デスクトップPCへログオンする際には、事前にサーバー#1からSSL (Secure Sockets Layer) 公開鍵証明書を受信しお手持ちのパソコンにインポートする必要があります。

    1. お手持ちのパソコンのデスクトップ上の VMware vSphere Client のアイコンをダブルクリックして、利用者クライアントソフト【vSphere Client】のログイン画面を起動します。
      1. IP アドレス/名前: www.sumtec-cloud.net
      2. ユーザー名: お見積もり提示時に当社技術サポート窓口からメール受信した、検証用のクラウドユーザー名
      3. パスワード: お見積もり提示時に当社技術サポート窓口からメール受信した、検証用のクラウドユーザーのパスワード

      を入力し、続けてログインボタンをクリックします。


    2. SSL証明書のインポート 1

    3. "証明書に関する警告" の画面が表示されます。
      "この証明書をインストールし、「www.sumtec-cloud.net」に対するセキュリティ警告をすべて表示..." にチェックを入れ、次に証明書の表示ボタンをクリックします。

    4. SSL証明書のインポート 2

    5. SSL証明書のインポートためのポップアップウインドウが表示されます。証明書のインストールボタンをクリックし、次にOKボタンをクリックします。

    6. SSL証明書のインポート 3

    7. "証明書のインポートウィザードの開始" の画面が表示されます。続けて次へボタンをクリックします。

    8. SSL証明書のインポート 4

    9. "証明書ストア" の画面が表示されます。続けて "証明書の種類に基づいて、自動的に証明書ストアを選択する" ボタンをクリック選択してから、次へボタンをクリックします。

    10. SSL証明書のインポート 5

    11. "証明書のインポートウィザードの完了" の画面が表示されます。続けて完了ボタンをクリックします。

    12. SSL証明書のインポート 6

    13. SSL証明書が正しくインポートされたことを知らせるためのポップアップウインドウが表示されます。
      続けてOKボタンをクリックすると、インポートが完了しポップアップウインドウが自動的に閉じます。

    14. SSL証明書のインポート 7

    15. 残りの画面のポップアップウインドウについては、各ウィンドウのボタンをクリックしない限り自動的に閉じません。
      まず最初に、SSL証明書のインポートためのポップアップウインドウのOKボタンをクリックします。
      続けて"証明書に関する警告" の画面のキャンセルボタンをクリックし、最後に利用者クライアントソフト【vSphere Client】のログイン画面のキャンセルボタンをクリックします。

    16. SSL証明書のインポート 8

  3. クラウドユーザー認証ログオン → 仮想デスクトップPCログオンの検証
  4. お手持ちのパソコンにSSL証明書が正しくインポートされましたら、検証をスタートさせて下さい。

    1. お手持ちのパソコンのデスクトップ上の VMware vSphere Client のアイコンをダブルクリックして、利用者クライアントソフト【vSphere Client】のログイン画面を起動します。
      1. IP アドレス/名前: www.sumtec-cloud.net
      2. ユーザー名: お見積もり提示時に当社技術サポート窓口からメール受信した、検証用のクラウドユーザー名
      3. パスワード: お見積もり提示時に当社技術サポート窓口からメール受信した、検証用のクラウドユーザーのパスワード

      を入力し、続けてログインボタンをクリックします。


    2. vSphere Client ログオン検証 1

    3. クラウドユーザー認証ログオンに成功すると、利用者クライアントソフト【vSphere Client】のホーム画面が表示されます。
      《この時点で、ステップ1[クラウドユーザー認証ログオンの検証]は完了です。》
      コンテントエリア上の "インベントリ" のアイコンをクリックします。

    4. vSphere Client ログオン検証 2

    5. 利用者クライアントソフト【vSphere Client】のホーム画面が左右に分割します。
      左部分のナビゲータ上に、親インベントリ名を示す "www.sumtec-cloud.net" のアイコンが表示されます。+ボタンをクリックして、親インベントリを展開します。

    6. vSphere Client ログオン検証 3

    7. 親インベントリの下に、お客様に割り当てられた仮想デスクトップPCのアイコンが表示されます。
      仮想デスクトップPC名 "TESTn_Windows7Pro" を右クリックし、次にメニューより "コンソールを開く" をクリック選択します。

    8. vSphere Client ログオン検証 4

    9. しばらくすると、お手持ちのパソコンのデスクトップ最前面に、お客様に割り当てられた仮想デスクトップPCのコンソール画面が表示されます。
      お客様は終始このコンソール画面を介して、
      仮想デスクトップPCへログオン → SUMシリーズ厳密解析計算ソフトの起動 → 電子材料の誘電特性の厳密解析(再)計算処理の実行 → データ出力
      → 過去に測定した誘電特性データや標準試料データとの比較、検算による抜本的な精度見直しチェック → 現状の誘電率測定システムにおける問題箇所の明確化と課題検討 → 解決プランの明確化・立案
      → 作業終了後、仮想デスクトップPCからログオフ の一連の作業フロー
      に基づいて、
      IEC国際標準規格準拠の当解析計算クラウドが提供する圧倒的な分析判定能力とコスト面での多様なメリットを、最大限に享受してゆくことができます。
      続けてコンソール画面内の黒い部分をクリックします。

    10. vSphere Client ログオン検証 5

    11. クリック後すぐに、黒いコンソール画面が、お客様に割り当てられた仮想デスクトップPCのWindowsログオン画面の表示に切り替わります。
      もし黒い画面の状態が続いてWindowsログオン画面の表示に切り替わらない場合、お客様がお使いのLANから仮想デスクトップPCへのログオンができない状態にあると判定されます。
      冒頭の原因と対処法についての記述をお読みの上、最寄りのネットワーク管理者へご確認ご相談下さい。

      《この時点で、ステップ2[仮想デスクトップPCログオンの検証]は完了です。》
      また、コンソール画面の既定の設定は全画面表示モードではありません。
      非全画面表示モードのままでは一連の作業を行う際に操作性が良くないので、コンソール画面の表示メニューをクリックし、次に "フルスクリーンへの切り替え" をクリック選択します。

    12. vSphere Client ログオン検証 6

    13. 全画面表示モードへ切り替える旨を確認するためのポップアップウインドウが表示されます。次にOKボタンをクリックします。

    14. vSphere Client ログオン検証 7

    15. お手持ちのパソコンのデスクトップ画面の全ての領域が、お客様に割り当てられた仮想デスクトップPCのコンソール画面によって完全に覆い隠されます。
      仮想デスクトップPCの日本語OSには Windows 7 Pro、また英語その他の外国語OSには Windows 7 Ultimate が用意されておりますので、
      通常のWindows パソコンと全く同じ操作でのご利用となります。
      通常のWindowsパソコンへのログオンと同じ手順で、お見積もり提示時に当社技術サポート窓口からメール受信した検証用のWindowsユーザーのパスワード を入力し、続いてログオンボタンをクリックします。

    16. vSphere Client ログオン検証 8

    17. クリック後すぐに、お手持ちのパソコンのデスクトップ画面ではなく、お客様に割り当てられた仮想デスクトップPCのデスクトップ画面にログオンされます。
      一見お手持ちのパソコンのデスクトップ画面に見えますが、仮想デスクトップPCのデスクトップ画面上で一連の操作を行っている状態であることにご留意下さい。
      また、検証用のWindowsユーザーでのログオン有効期間は、検証開始後すぐに当解析計算クラウドを利用できると判定された場合、最長3日間 となります。3日以内にログオン検証判定をお済ませ下さい。
      ログオンのトラブルが判定されて解決とログオン再検証にさらに時間を要する場合につきましては、本契約を希望されるお客様に対してのみ、当社によるサポートとログオン有効期間をさらに延長するか否かを
      状況に応じて判断させていただきます。

      尚、一連の操作の途中で 全画面表示モード → 非全画面表示モード に移行したい場合は、CtrlキーとAltキーとEnterキーを同時に押すか、もしくはコンソール画面の右上ボタンをクリックします。
      一方で、仮想デスクトップPC ⇔ お手持ちのパソコン の間で操作モードの相互の切り替えを行うには、CtrlキーとAltキーを同時に押します。
      一連の操作の途中で仮想デスクトップPCの操作が全く効かなくなった場合には、CtrlキーとAltキーを同時に押すことによって操作が復旧します。
      検証が終了しましたら、通常のWindowsパソコンと同じ手順で、仮想デスクトップPCからログオフしてください。

    18. vSphere Client ログオン検証 9

    19. 仮想デスクトップPCからログオフしましたら、続いて×ボタンをクリックしてコンソール画面を閉じてください。

    20. vSphere Client ログオン検証 10

    21. 最後に利用者クライアントソフト【vSphere Client】のホーム画面の×ボタンをクリックして、当解析計算クラウドからログオフしてください。

    22. vSphere Client ログオン検証 11

以上の検証の結果、問題なく無事に当解析計算クラウドを利用できることが確認されました。引き続き、SUMCLOUD-RFCALC© 利用契約の申し込みご検討ありがとうございます。